【書評】萩原規子『西の善き魔女⑧真昼の星迷走』の要約と考察/共に居る未来のために、旅路の果てに

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こんにちは、lamです。今回は『西の善き魔女⑧真昼の星迷走』萩原規子・著についてご紹介します。

内容紹介

本のあらすじ

再会を誓い、ルーンは世界の果ての壁を目指して南へ、フィリエルは北極の塔へ。吟遊詩人に導かれ、それぞれの危険すぎる旅がはじまった。「氷の都」で彼らを待ち受けるのは、「真昼の星」を目とする賢者……! 女王の血を引く少女の勇気が世界を変える、傑作長篇ファンタジー、ついに完結! C★ノベルス版「外伝3」を改題

(中央公論新社より)



第六巻で完結している『西の善き魔女』ですが、本作第八巻「真昼の星迷走」にて遂に最終巻

数々の伏線、第六巻のその後、フィーリ(賢者)とバード(詩人)の謎と、

本作にて物語は完結しました。


こんな人におすすめ

少女趣味な物語に惹かれる人

シリーズものを楽しみたい人


著者紹介

著者である萩原規子(おぎわら・のりこ)さんについて、

1959年東京都出身。『空色勾玉』でデビュー。2006年『風神秘抄』で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞受賞。その他の小説に、『RDGレッドデータガール』シリーズ『あまねく神竜住まう国』『荻原規子の源氏物語』完訳シリーズ等、多数の著書があります。

作風としては、ファンタジー色の強い児童文学を多く執筆しています。

『西の善き魔女』は、月刊コミックブレイドにてコミカライズ、2006年にはアニメ化されています。






※以下感想・考察。内容についてネタバレを含んでいます。未読の方はご注意下さい。

『西の善き魔女⑧真昼の星迷走』の感想・考察


まさかルーンが亡国の王子とは。(多分)

フィリエルとルーンの今後、この世界の未来は読者の想像に委ねられますが、

きっと強い意志で善き未来を創り上げていくのでしょう。

もっと『西の善き魔女』の世界に浸っていたい気持ちはあれど、最後まで読めて良かったです。

それにしても本書はルーンを中心に回っているのかというくらい、

ルーンというキャラクターの魅力が凄いと思いました。

どのキャラクターも魅力的で素敵なのですが、やはりルーンの人柄が特に印象に残ります。

ルーンという人物を生み出してくれただけでも、著者萩原規子さんに多大なる感謝です。ありがとうございます!

『西の善き魔女』を初めて読んだのは中学か高校あたり。

当時ドキドキしながら読んだことを思い出しつつ、大人になって知識が増えたうえで読み返すと、また思うところがあります。

考察については総評にて!




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