【書評】萩原規子『西の善き魔女⑥闇の左手』の要約と考察/世界の果ての壁、そして竜の星

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こんにちは、lamです。今回は『西の善き魔女⑥闇の左手』萩原規子・著についてご紹介します。

内容紹介

本のあらすじ

「世界の果ての壁」の謎を追うルーンとフィリエル、ユニコーンを駆り竜退治に赴くユーシス。彼らが辿り着いた南の地には、東の帝国の侵略軍が——グラールの危機に、フィリエルは女王と対峙するため聖神殿へ乗り込む。賢者とは? 吟遊詩人とは? わらべ歌や童話に隠された「世界」の秘密がついに明かされる! C★ノベルス版第5巻と同内容

(中央公論新社)



遂に本編完結しました!

こんな人におすすめ

SFが好きな人

少女趣味な物語に惹かれる人

シリーズものを楽しみたい人


著者紹介

著者である萩原規子(おぎわら・のりこ)さんについて、

1959年東京都出身。『空色勾玉』でデビュー。2006年『風神秘抄』で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞受賞。その他の小説に、『RDGレッドデータガール』シリーズ『あまねく神竜住まう国』『荻原規子の源氏物語』完訳シリーズ等、多数の著書があります。

作風としては、ファンタジー色の強い児童文学を多く執筆しています。

『西の善き魔女』は、月刊コミックブレイドにてコミカライズ、2006年にはアニメ化されています。






※以下感想・考察。内容についてネタバレを含んでいます。未読の方はご注意下さい。

『西の善き魔女⑥闇の左手』の感想・考察


女王候補の決着は意外なものではあったものの、納得の結末でした。

3人共々異なる魅力を持った女性で、しかし望む未来の根源は同じ。

過去・現代・未来それぞれを担う『西の善き魔女』として国を存続させるのでしょう。

私自身3人共大好きなキャラクターだったので良かったです。


『西の善き魔女』シリーズは、巻ごとに全く様相が異なる世界観を持つことが魅力の一つですが、まさか第六巻ではSFになるとは…でした。

これだけ世界観が変わっても一つの物語として読めるのがすごいです。


壮大な物語だったので、本編完結の寂しさ半分、何となくまだ消化不良感は残りますが(博士の行方等)、

それはまた外伝で語られるのでしょうか。

まだ語られる物語があることを嬉しく思います。フィリエルとルーンが幸せでいて欲しいですね。

外伝へ!




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